スティーブン・ピンカー(『暴力の人類史』の著者)いわく「現代は人類の歴史の中で最も平和な時代である」。
それが可能になった理由は、人間に備わっている「善き天使」といえる側面(the better angels of our nature)が発達したからだという。
これに対し、サリ・アガスティン(イエズス会司祭)は「人類の善き天使の側面」は教育や経験によって育てることが可能と考える。(「聖書と典礼 2016.8.14」)
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『暴力の人類史』(Steven Pinker, The Better Angels of Our Nature: Why Violence Has Declined, 2011)が指摘した「善き天使の側面」が教育や経験によって育てられるとしたら、私たちにはそれを育てる義務がある。
今から京都で2日間、アイルランドの古い戦争史を勉強しにゆく。
隣国の核弾頭搭載ロケットを目指す実験にピンカーがどう考えるだろうと思いつつ。