TG4(アイルランド語放送局)にシャン・ノース歌唱のアーカイブがあった[現在はなく、TG4 Archive という総合的アーカイブがある]。

 歌、歌い手、テーマ、地方により検索ができる。

  目当ての歌が見つかると、その動画が再生できる。歌詞もついている。

 シャン・ノースに関心がある人には宝の山のようなところだった。

 近年の珠玉の歌唱をひとつ。不世出の名人キアラン・オコンヒャノーン(Ciarán Ó Con Ceanainn)が2008年のエラハタスで唄った〈山頂〉'Barr a' tSléibhe' だ。

 キアラン・オコンヒャノーン(1981-2009)は2008年のエラハタスで史上最年少でオリアダ杯を獲った。が、その翌年、27歳の若さで世を去った。彼の早世を悼む人びとは多い。その後、エラハタスには彼の名を冠した賞が設けられた。

Ciaran


 私事になるが、ぼくはキアランからアイルランド語を学び、キアランからシャン・ノース歌唱を学んだ。これほど優れたアイルランド語学者・歌い手にはその後も会ったことはない。

Go raibh sé ag ceol i measc na n-aingeal.


[キアランの著書(↓)。アイルランド西部ゴールウェー県の歌の集成目録として貴重なもの]