主として音の質について

 言語を構成する音のソノリティと周波数の関係について考えます。

 ソノリティは音の聞こえ度のことで、高いほど母音性が高い。次のようなスケール図があります。(ソース

sonority

 母音に近いほど、聞こえ度が高いわけです。/r, l/ といった流音は舌の横を通り抜ける空気の量が母音に近いのでよく聞こえます。一番下の /p, t/ などの閉鎖音はほとんど空気が通って来ないので聞こえ度が低い。

 一方、これらの音は周波数が違います。閉鎖音のあたりは高い。高くて聞こえ度が低いわけです。そこで、これらの音を聞き取るには、その高さが聞こえる耳が必要になります。

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 ここからは私見ですが、それらの周波数の高い音を聞き取る耳のために、高周波成分を含む音や音楽に耳を慣らすことが有効と考えられます。特に、超高周波成分を含むある種の音楽(バリ島のガムラン音楽など)は、その面でも有効で、かつ、ひろい意味の「脳」の活性化をもたらすと考えられます。ひろい意味というのは、頭の中の脳を下位とする、高次の脳のことです。詳しくは大橋力『音と文明』にあります。